意志のない肉がまた動き
僕達はまた冬の墓場から這い出てきては
方向をなくした朝を迎える
そしてモノトーンのコピーが
新たに一枚刷られる
僕達の希望は年老いた
僕達の明日は腐り掛けて異臭を放っている
僕達の昨日は語られながら死ぬほど退屈だ
そしてひとつ残された今日
僕達は偶然見つけた昔の財布のように
何も出てこないことを知りながら
それでも何度も逆さに振ってしまう
僕達の希望とはまさにそういうものだ
超能力番組を信じきった8歳の男の子のように
何一つ動かさず心に念じるだけで
なんとかここまで来れてしまった
それゆえに僕達は復讐を受けて
徐々に絶望へと追い込まれる
それは間違いなく僕達自身の企てによって
そして僕達の魂は座りの良い安い宿命に落ち着こうとする
宗教や哲学 または病理などが
それぞれの絶望に最適の寸法に僕達を裁断する
社会が僕達を問題視し または糾弾するなかを
発光塗料を重ね塗りした死を雨傘にかかげて
永遠に終わらないそれぞれの今日を僕達は歩いて行く
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